不純異星交遊

おもんないです

夜煌船

ULTRA CUBのインスタのリールにて2021/12/06にあげられている「夜煌船」という楽曲の演奏が好き過ぎまして。この楽曲自体かなり最高なんですけど、この動画の演奏がめちゃくちゃ好きなんです。特に、曲入り前の部分が音色から間からフィードバックのタイミングから何から何まで完璧で。ディレイとリバーブとあと何かしら踏んでいるのか?情弱すぎて分かりませんが、アルペジオの音色にまず度肝を抜かれました。凛とした静寂が支配する冷たい夜空に、円形に渦を巻きながらキラキラ(ある意味ギラギラ)輝く流星群の映像がくっきりと脳裏に浮かび上がりました(あくまで私はね!みんなは?)。その次の瞬間には図案が完成していて、あれよあれよという間に形になっていきました。最終的に何故かバカポップなものが完成しましたが…。私的にはまあまあかわいいと思ってるけど、実は全然かわいくなくて結果的に楽曲を冒涜していたら本当にごめん。愛故に許して!

 

この楽曲は次のアルバムだかなんだかに収録されるだろうから長過ぎる感想はその時書くとして(恐らく音源化するにあたってアレンジが足されたりして印象変わりそうですしね、知らんけど)、端的に最高ポイントを羅列。あ、その前に動画を!

https://www.instagram.com/ultra_cub_kyoto/tv/CXG-9Kfle8x/?utm_medium=copy_link

 

バラード調でテンポも音色も基本ゆったりとしているからか、いつにも増して歌詞の輪郭がはっきりと感じられますよね。登場する言葉たちがどれも素晴らしくたおやかなので、優しさに包まれた美しい約4分半が良い意味でサラッと流れていきます。しかし、立ち止まって1つ1つの歌詞に触れていくと、その中には確かに感情のマグマを感じます。「言葉が生まれない世界で、君に言えたら 好きなんだと」、この歌詞から始まりますからね。こんなん究極の愛じゃないですか!「言葉の無い世界」では無くて、「言葉の生まれない世界」ですよ?良過ぎてウザい。一貫して「僕」目線の祈りの唄。「君の美しさで世界を変えてくれよ」。僕が君を変えるんじゃなくて、君がなんとかしていつか世界を変えることを願っている。現実的かつ実直な最大級の祈り。応援歌というよりは、祈りそのものだなって思いました。残りの所感はまたの機会に。

 

ここからは製作物に対するこじつけと言い訳です。思想が強いから気を付けた方がいい!

 

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上部に書いた通り、流星群がメインイメージです。曲入り前のアルペジオ部分の音色がモールス信号っぽく聞こえたので、細長いビーズと丸いビーズで表現しました。意味のあるモールス信号を調べて打とうかと考えましたが、そんな事より早く形にしたくて早々に断念。モールス信号で繋ぐのは、悲しみのブルーと愛のピンク色の星たちです。星の位置がランダムなのは、人生と同じ。始点と終点には宇宙感満載なビーズを持って来ています。いつか立ち止まる為に走り出した命なので、分かりやすく点を打っておきました。全ては円になって繋がります(ネックレスだから)。そこに水色のビーズたちがうねうね絡みついています。水色って私の中では、悲しみ抜いた先にある光(美学)の色なんですよね、あと偽物の清純の象徴。そのうねうね部分にシルバーのチェーンをくぐらせています。ダサさと冷たさとビーズとは異種の煌めき要員です。だって人生って必死にもがけばもがく程なんかダサいじゃないですか。だから、全員ユーモアに昇華したいなって気持ちも込めて。後ろのストラップ部分と中央には、黄色い星を配置してます。逆に普通の星の色にしました、逆にね。世界を変えるには斬新さと保守性両方必要じゃん?中央にはそれに加えてシルバーのピカピカするチャームを付けました。これは曲の最後のクソデカファズベース(褒めている)をイメージしてます。隕石が急降下するような衝撃もしっかり繋ぎ止めて生きたいなって感じです。

にしても楽曲からの乖離が凄い。多分発想は悪く無いのに私の感性(?)を通してしまったせいで完全におもちゃである。まあ光ってるし許してください、光ってるし、光ってるし。

 

私は私の世界を変えようと思ってこの文章及び製作物を世間様に投げつけています。受けた光はついつい反射させたくなっちゃうんです、頭がおかしいから。製作物も文章も作ろうと思って作ったんじゃ無くて、どうしても作りたい・作らなきゃ!っていう衝動に駆られてしまうんです。映えなくて、バズらなくて、好かれなくて結構。私の好きなことは私にしか出来ないことだと信じて、継ぎ接ぎ狂ったキラキラをぶん回して生きます。という声明!

1020_閉じ込めて、満たない

大森靖子さんの新曲「ひらいて」を聞いたら、私が最近書いていたこの文章にそっくりだったからびっくりしちゃった。やっぱり靖子ちゃんは凄いよ。好きな人の歌詞の住人に8年もかけて近づいちゃうなんて、私は本当にバカな女だなあ。

 

会社のシステムで大規模なバグが見つかったせいで今週は全日残業が確定しています。バグの修正内容を各クライアント専用サーバーに適用するのが私の仕事なんですけど、結構待ち時間があるんですよ。その間に色々考えたのでそれを書き起こしておきます。

多分フィクションです。

 

私は動物で例えるなら野良猫らしいです。過去付き合った人2/2に言われてるので信憑性高いです。ダンボールに入れられて拾ってキュるん♡みたいなかわいいヤツじゃなくて、薄汚くてステータス生命力ガン振りみたいなガチの野良猫。個人的には猫って時点でまだかなり美化されてる気しかしませんが、内容に関しては概ね同意です。他人のありがたい好意すら全てをはぐらかしてすり抜けます。私に恋愛的な好きを投げかけて来る人、マジでセンスないから嫌いです。私如きに騙されてんじゃねーよ。あ、嫌いは盛りました。

 

これはどうしようもなかった話。

恋愛沙汰が面倒な私は、サークルではいつも露出度の低い服を故意的に選んで着ていました。1回だけ定期ライブの日に短めのワンピースを着て行ったことがあります。そのワンピースが革命的にかわいくて、勢いで着て行っちゃいました。普段ほぼスキニーしか履いていなかったからか(動きやすい服装じゃないと転換の時シールドに引っかかる)、みんなめちゃめちゃ似合ってるって褒めてくれて。嬉しくてヘラヘラしてたら、私をサークルに誘ってくれた女の子の彼氏がノリで私のワンピースをめくっちゃって(私は足癖が最悪なので下に絶対ショートパンツを履いているので全く問題無し)。内心イラッとしましたが、ただの友達だし、キショ・スキンシップの一種だろうと思って笑いながら軽く怒っときました。その子(彼女)も私が困ってるやろ!って彼氏のこと笑いながら怒ってくれていたので元気そうで一安心していました。でも、後でその子が泣いてる姿を目撃しちゃったんです。私がワンピース着ても彼氏は特に反応してくれないのにって。この件について私は何も出来なくて、ただただ加害者だった。そのワンピースは帰ってすぐに切り刻んで捨てました。

 

これはどうにか出来たかもしれない話。

特別かわいい女の子してた訳でもましてや顔面が国宝級にかわいい訳でも無いのに、人間関係を大クラッシュさせかけたことがあります。思うままに生きてたらどえらいことになりました。軽音サークルでモテたいガールズよ、是非ハイパーガードの硬いガールになってみて下さい。逆張りでモテるかもしれません、知らんけど。まあガードが硬いというか、恋愛関係に成りたくないんですよ。終わりを始めたくなくて。一緒にいて楽しい人とは永遠に近い関係を選び続けたいじゃないですか。とか言ってたらもう本当に訳の分からない事になりました。女の子と話すみたいに男の子と仲良くなって好きな音楽の話をしたかっただけでした。素敵なところを素直に褒めたかっただけでした。でも、どうも全て上手くいかなかった。色々な因果が絡まり合ってどうしようもなくなった人と半年前くらいまで付き合ってました。ずっと演じていたけれど無理になって別れました。私は普通にクズです。コミュニティが絡まり過ぎて遠ざけられなかったから付き合っただけ。色々良くしてもらったのに本当に申し訳ない。でもやっぱり壊れたままで生きていきたかったの。変に守られる場所を保持したまま闘うのあんまり向いてなくて。ボロボロになっても争い続ける姿が美しいと思ってしまっています。残念ながら物理的に痛いのは苦手なのでピアスすら開いてませんが。あと絶望的に極端で天邪鬼です。子供にも大人にも女の子にも女性にも成りきれなかった超モラトリアム的実在です。残念ながら架空では無い。

とりあえず、ブスでもクズでもマスクが無くても、前世・今世・来世のモテ期を特殊召喚すれば何とかなるということは証明出来ました。Q.E.D

 

何が言いたかったかというと、私の人生に触れてくれてありがとございますってことです。やっぱりこの出逢いは運命だとしか思えん。まあ、運命とか奇跡とか全然信じてないんですけどね。美学も哲学も育ってきた環境も見据える未来も全く違うかも知れないけど、それでもどこか似ている場所があって、一瞬でもリンクしていたら嬉しいです。思い違いでも別にいいんです。勝手に好きだし。

 

生身の人間を愛するのは難しいけれど、概念なら愛せるし好きだとも言えちゃいます。だって実在してないから。バンドもアイドルも私にとっては一種の概念です。無機物なら何処までも好きになれる。生身の人間が創り上げる空想や理想にめちゃくちゃ興味があるんだと思います。過程も結果も全て尊い。どんな結末でも意味しか無い。

地獄の果てまで愛を叫ぶケモノたちへ

あくまで拙い感想文ですが、愛を込めて。それ以上でもそれ以下でもありません。

 

1.愛を呼ぶ愛してる愛を叫んでるケモノ

タイトル部分の歌詞、音ハメもさることながら語感が良すぎます。「愛してる」というワードを推薦した清水さん、凄まじくファインプレー。カーミさんという生身の人間について全く知らないので本当のところは分かりませんが、私がもし作詞して歌う立場ならば、こんな愛の圧が凄い歌詞たちの中に「愛してる」というワードを自発的に入れるのは小っ恥ずかしくて避けちゃうような気がします。「愛してる」って言葉、極めて直接的でハードル高くないですか?ただ、この言葉はこの歌になくてはならない大切なピースだとも思っています。

印象に残ってる歌詞は「あなたさえも僕の君を知らない」ですね。好きすぎて私が生み出したことにしたい、下さい(嘘です)。受け手に同情させ切らない反骨ワードが憎たらしいくらい心を掴んできます。カーミさんって人の心をハッとさせる様なパワーワードを的確な場所に置く才能めっちゃありますよね。斜に構えた気持ちと拗らせた愛のバランスが満点。この人絶対人たらしですよ!マジで何も知らんけど!

過ぎ去ったもの、これから出会うもの、全てに捧げる情熱の愛と覚悟の唄。若者特有の未来永劫傍若無人な無敵感。初期衝動では消えなかった永遠の衝動を引き摺り回して光に昇華していくイメージ。その強烈な光でもって、私たちの生活を音楽で照らしてくれます。魔法より魔法。もはや地獄です。

 

2.ULTRA LOVE花園

超絶ド級の愛の花が狂気的に乱れ咲いています。受け手が怯んじゃうくらいに真っ直ぐな気迫と、たまにふわっと感じるカッコつかなさ(褒めてます)がクセになります。紛れもなく同じ時代を生きる人間たちによる愛の歌。綺麗じゃなくてもそのままで美しいという事実。

この曲、ギターソロ以外ベースがあり得ん大暴れしてるんですけど、何故か全く曲を邪魔してないんですよね。気付いた時は戦慄しました。清水さんもツイートされてましたが、本当にエゲツないバランスで成り立っている曲だと思います。完璧ではないでしょうか?音楽評論家でも何でもない私が言ったところでって感じですが、すみません。

この曲を聞くと、両手で抱えきれないほどの愛の花束を投げつけられている気分になります。「全部僕のせいだから すべて君のおかげだよ」って、よくもまあこんな優しくて暖かい言葉の羅列を思いつきましたね…。ここまで爆弾級の愛情を差し出されたら、受け取る以外に選択肢が無いでしょうよ。私には勿体ない〜とか謙虚ぶる隙すら与えてくれない。これは本当にズルい、ズルい。

季節に「君」の名前を付けていたり、「君」= 「ラブソング」の方程式を成り立たせているのも脱帽ポイントですが、「迷わせて すぐに見つけるから」が歌詞の最後に来るの、めちゃめちゃグッと来ません?私の語彙じゃこれ以上表現出来ないのですが…。ストレートに「すぐにみつけるから」じゃなくて「迷わせて」が入っているの、なかなかの変態だと思います。

季節って移ろうものじゃないですか。君はこれから変わっちゃうかもしれないけれど、歌の中で一緒に息をしたあの時間に名前を付けて永久保存して離さないし忘れないよって感じでしょうか。まさに愛の押し売り。愛の過剰摂取最高!バンド最高!

 

3.初恋霊的衝動

初めてこの曲をライブで聞いた時、「この曲に出会う為に今日ここに来たのか!」と勝手に納得して嬉しくなっていたのを鮮明に覚えています。よく恋に落ちる瞬間を「雷に打たれる」って表現しますが、まさにそんな感じでしたね。無限初体験の始まりです。完全にこの曲に恋してます。なので私はこの曲の音源化を超絶パイパー待望しておりました。歓喜

まず、ギターの音と颯爽としたテンポ感が気持ち良すぎるのです。透明雑誌からインスパイアされた曲だと聞いて、めちゃくちゃ納得しました。透明雑誌を再度聴き直す機会まで頂いてしまって感謝しかないですね。最高が最高を呼んでいる。

歌詞に関してはほぼ全部私の性癖にブチ当たってます。私という人間が全部バレてるみたいでクソ恥ずかしいしなんか嫌です。言われたいし言いたい言葉のオンパレード。いや、言われたら普通に拒絶しちゃいますね。それくらい私にとってキラキラした言葉たちが、詰まっています。しかも、分かるはずないのにめちゃくちゃ共感してしまいます。私こそがこの曲の地縛霊です。冗談はさておいて、「君が聖書」という言葉の破壊力が凄いんですよ。聖書には今でも多くの人から教訓にされてるような美しい綺麗事も、逆に胸糞悪い理不尽な物語も両方書かれてますからね。それでも聖なる書物、それが「君」。うぉぉぉぉ!あくまで私の解釈なので本当のことは知りませんけどね。それはそうと、一目惚れって初恋の人に似てるらしいですよ、やっぱり呪縛ですね。ちなみに私は余裕で輪廻転生したい派です。

セリフだけはライブでも音源でも一生聞き取れません。でも聞き取れないままでいいんだと思ってます。いつか解析したい謎ではありますが。

 

4.思い出 in 君の部屋のベッド

他人のセックスは怒りを孕みつつ悲観的に描くのに、自分のセックスは純粋で綺麗に描いちゃうのめちゃくちゃ人間っぽくて最高ですね。実話ベースでもフィクションでもどちらでも趣深い。不安定なボーカルラインがホントいい味出してます(褒めてます)。この曲のコーラスかなり特徴的だと思ってます。理論とか全然分かりませんが、曲に合っているのは事実です。謎ですけど。後、ギターのリフがシンプルでありながらもめちゃめちゃいい、そしてあたたかい音。夕焼けに照らされた薄暗い部屋で、カーテンが寂しく風に揺れている情景が思い浮かびます。暖かいのに寂しい歌。

歌詞が実話の場合、かなり大切な思い出だと存じますので言及は控えますが、情事を綺麗に柔く言い換え選手権暫定1位ですね。この曲の美しさと優しさに感情が丸め込まれてしまいそうになりますが、同じ人が「あの娘がセックスしてるなんて俺は絶対信じない」という曲を作ったことを我々は忘れてはなりません。矛盾を抱えていない人間なんか居ないし、その矛盾を世間に曝け出せるのは強いし愛おしいし究極の魅力だと思います。例え歌の中だけであったとしても、過去・未来を肯定できる人は強い。

 

5.君の彼氏になりたかった

初めて聞いた時は「犬の写真」というパワーワードに吸い寄せられて呆気に取られてるうちに曲が終わってしまったのを覚えています。メンバー間で「犬」と呼ばれるのも納得です。というか、飼ってる犬の写真を送ってくれる女の子キュート過ぎません?アプローチの一環だったとしても余裕でかわいい。そりゃ好きになっちゃうよ〜。この女の子はきっと優しくて花束みたいに笑うんだろうなぁ。失恋を追体験して勝手に甘酸っぱい気持ちになってます。くぅ〜。

こんな未練たらしい歌詞なのに、曲が潔く終わっちゃうギャップも良いですよね。メロディーも明るめですし。歌詞の重さを楽器が散らして良い感じに爽やかになってます。マジックだ…。

カーミさんのインスタのプロフィール写真が歴代の彼女や好きな女の子の犬の写真だとしたら面白いなあ〜って妄想までしました。皆さん、幸せな彼氏ライフを…行ってらっしゃい!

 

6.前奏

アルバムが届くより先にサブスクが解禁されていたのですが、私が使ってるSpotifyだけ反映が遅くてすぐに聴けなかったんです。我慢出来なくて仕方なくYouTube Music(否プレミアム)で聴いたんですけど、「前奏」と「SONG OF NAME」の間に訳分からん広告入って最悪でした。でも誰も悪くない!

 

7.SONG OF NAME 

歌を通して沢山の人と出会って愛を誓うのだという強い決意と願いの唄。未来までも愛しに行ってるの強すぎます。これまでとこれからの奇跡の話。コーラスが謎すぎますけどね。それでいて上手くハマってるのが凄い。後、何と言っても「ギターソロ、俺!」ですよね。ギタリストが向かい合ってギター弾いてる姿、当たり前にかっこ良すぎるでしょ。かっこ良すぎてめちゃくちゃ邪魔したいもん。あの瞬間が1番ギター弾きたいです。是非ライブでご堪能下さい。

 

※以下、極めて私的な感想なので注意して下さい

「もしも君がどこにもいけないなら僕がつれてゆくよ」

これ純粋に例えだと思ってたんですけど、よく考えると普通に歌詞そのままの経験をさせてもらってました。上手く生活が出来なくなって世界を呪い散らかしていた時に、偶然あったULTRA CUBのライブに足を運んでたんですよ。なんか気付いたら吸い寄せられてました。出不精でかつ、家がど田舎なので完全に連れ出してもらってます。しかもめちゃくちゃ満足して帰りました。まさかの伏線回収。歌詞の中でボロボロの自分と出会ってしまいました。びっくり。マジで悔しい。私の負けっすわ。

私は好きなバンドの人たちにあまり存在を認知されたくないんです。応援してる人が居るんだっていうのは伝わって欲しいんですけど、実在する個体とアカウントをリンクして認知されたくなくて。私はロクな人間じゃないから、かけがえの無い作品に自分が入り込んでしまうのがなんか許せなくて。だから基本演者とは目すら合わせないように努めてます(これはこれでキショいという自覚、しっかりあります)。名前もワザと呼びにくいヤツを採用してますし。けど、まあULTRA CUBに限った話ですが、それはあんまり誠意的じゃ無いよなって思ったりもするようになりました。だって、真っ暗な部屋から掬い出して色んな景色見せてもらってますからね。今はちゃんと(?)向き合いたいと思ってしまっています。本当にここ最近の心情の変化なんですけどね。私めちゃくちゃ頑固なはずなのに、出逢って半年とかで根底に近い部分変えられちゃって唖然としてます。やっぱりエゲツないバケモノバンドだと思いますよ。少なくとも私には届きました、痛いくらいに。と言っても急速に何かが変わる訳では無いですけどね。あくまで気持ちの問題ですし。鬼の人見知りなのでいつになるかわからないですけど、直接ちゃんと挨拶くらいはしたいものです。未来の私が頑張ってくれることを祈ります。愛故に簡単には消えてあげません。

 

【あとがき】

ここまで読めている人は間違いなくULTRA CUBを好きなる素質があります。ライブに行って下さい。一緒に共鳴してバケモノになりましょう。何でもいいから早く出逢って欲しいんですよね〜。色んなバンドのライブに足を運んでますが、こんな呪いみたいな文章を書かせてくれるのはULTRA CUBだけです。今までずっと自分の殻に篭って傷付かないように生きて来たんですけど、こっちの方がキラキラしてて面白いんだよって教えてもらっている気分です。かなり感謝してます。だから、沢山の人に壊れるくらい愛されて下さい。あ、こういう文章書かれるの嫌だったらリプ下さい。言ってもらえないと気付けないので。

次回「愛を呼ぶ 愛してる 愛を叫んでるケモノ達の爆走」、楽しみにしてます。

以上約4600字、単位ください。

ULTRA CUBとわたし

人見知りすぎるが故に直接伝えられない(伝える必要ない気もしてる)し、もう文章にして閉じ込めることにしました。伝わっても伝わらなくてもいい。自分語りが多過ぎて見てられない無差別爆撃ラブレター。

 

高校生の頃、とある女の子とTwitterで繋がった。とてつもない透明感を纏っていて、間違いなく天使で女神だった(今でも)。やりとりはほとんどしなかったけれど、一方的にずっとSNSを追っていた。本当にあり得ないくらいかわいくて、たまにあげてくれる(割とすぐに消える、そこがまた尊い)自撮りを光の速さで保存しまくっていた。なんなら今でも見ている。その娘の幸せをずっと願っていた。けど、緊張し過ぎてリプライとかは送れなくて、ファボが精一杯の存在証明だった。その娘の住んでる町の天気予報までいつもついでに確認してた。

 

ある日、その娘がツイキャスをしていた。生声聞けちゃうのって生活に入り込んだ感あってエロいな〜とか軽い気持ちで見に行ったら爆音で銀杏BOYZの「あの娘は綾波レイが好き」を聴きながら泣いていた。情報過多で頭がショートしそうになった。しかし、その娘の感性を少しでも理解したくて、銀杏BOYZを聴くようになった。当時の私からすると衝撃的な歌詞のオンパレードでしかなくて、自分はロックの良さを理解出来ないかも知れないとめちゃめちゃ凹んだりもした。結局全然理解出来なかったけど、私なんぞが理解出来ない世界観を持ち合わせているその娘をさらに魅力的に思うようになった。

 

時は流れてお互い大学生になり、彼女は上京した。全てを惑わすツヤツヤ漆黒ボブヘアーはチャーミングなギラギラふわふわハイブリーチヘアーに姿を変えていた。それでもやっぱり彼女は儚くてかわいかった。きっと儚いとかいう言葉で簡単に括られることを嫌うだろうけど。その娘は尋常じゃない速度で垢抜けていって、あっと言う間に東京を自分のものにしていった。峯田さんとの夜の高円寺でのツーショット写真や、慣れた感じでたばこを咥えた写真がタイムラインに流れるようになった。その娘が幸せなら何だって良かったんだけど、正直勝手にめちゃくちゃ心配してたしもどかしかった。私が勝手にその娘を女神化して純粋無垢の象徴であってくれと祈ってしまっていたから。今だから分かるけど、こんなものはただの呪いだ。かわいい女の子特有の通過儀礼をどうにかしてぶっ壊したいという愚かで最弱な支配欲。でも超本気だった。結局彼女は東京での大学生活をそれはそれは謳歌しまくり、最強にクールでかわいいレディーになって卒業していった。どんなに生活が東京色に染まっても、その娘の書く文章は文学的で美しいままだったし、柱軸がブレることはなかった。ケイスケカンダのお洋服が死ぬほど似合う女の子。今は社会人になって、某有名AVメーカーで会社員をしているらしい。とてつもない最強の女の子、私のトラウマで恐らく性なる春の象徴。

 

前置きがかなり長くなりましたが、これらのクソキモエピソードを何年かぶりに蒸し返してくれたのが、ULTRA CUBです。「あの娘がセックスしてるなんで俺は絶対信じない」を初めてYouTubeで聞いた時は、曲自体は好みだけど歌詞が良くわからんなって思っちゃいました。だって経験上、かわいい女の子ほどめちゃめちゃにセックスしてるから。しかもバンドマンなんか女の子食う側やんけ!って。信じろよ!って。「あの娘は綾波レイが好き」の方が私の見てきた世界には合致してた。だけど、なんか拗れて捻くれてるのに真っ直ぐな歌詞がブッ刺さった。私は女だし絶対にそんな経験したこと無いくせになんだか懐かしかった。分からないけどなんか分かったつもりになった。

 

そして実際にライブを見た時に上で話した自分の拗らせを全部思い出して悶絶した訳です。ULTRA  CUBの楽曲の中には、あの時の私の煮え切らない感情が居る気がする。私自身が愛(笑)とかセックスとかを知る以前のかわいい女の子に対する純粋が故に混沌とした感情。いや、性別違うから確実に全く一緒では無いと思うけどね。大人になって忘れかけてしまっていた衝動や情熱たちも一緒に蘇ってくれました。全部お帰りなさい。カーミさんが解き放つ「君」への愛は、私を過ぎ去ってキュートなあの娘たち・男の子たちに注がれていく。真っ直ぐすぎてちょっと気持ち悪いかもしれない愛の祈り。でも気持ち悪くないと愛じゃないし気持ち良くも成れない。とても本質的だと思う(逆に綺麗な愛って何なんだろうね?)。少年漫画のちょっとイケてないヒーローみたい。悪口じゃないし煽ってもない、褒めている。ついでに同情もしていない。登場人物に私が居ない絶対不可侵な愛の歌。でもその愛はあの頃の私の拗れた愛にどこか似ていて愛おしい。ULTRA  CUBの楽曲の中で地縛霊と化している説がある私のクソキショ感情がいつか成仏する日が来るのか、また成仏する必要はあるのか。どっちでもいいけど、出会うべくして出会えたバンドだということに私の中ではなってる。もっと早く会いたかったなあ。彼らの見せてくれる景色はきっと面白いだろうから、ついて行こうと思ってます。絶対ライブを見た方がいい。演者・ライブハウス・お客さんの3つが揃った時の爆発力が1番高いバンドな気がしている。情熱の魔窟。多分時空を歪めている。楽器陣がめちゃくちゃしっかりしているからこそ生まれる空間。まさに日本語ロックの性なる花。純度の高い混沌に私も混ぜてくれー!!!

 

最後にまたキモい話に戻らせて下さい。そもそもこの長文日記を始めたのは、上に挙げた女の子が、私が高校生の頃に書いていた呪いの長文ブログを好きだったとメッセージをくれたからなんです。天邪鬼な私はアカウントを変えて発信してしまっているので恐らく本人には届いてませんが。私のアカウント見てくれてたの知らなくて超嬉しかった、つい1年前くらいの話。特にオチはないよ。ただこの文章はここに書くことに意味があったと思う、知らんけど。

 

【要約】

ULTRA  CUBのライブに行った方がいい。